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?ベートーヴェン:交響曲 第3番 変ホ長調 作品55 「英雄」

?ブラームス:悲劇的序曲
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団?
ロンドン交響楽団?
指揮:ピエール・モントゥー
録音:1962年ステレオ

モントゥー&コンセルトヘボウの『エロイカ』

楽譜に対する誠実な態度と、あるときは厳しくあるときは柔和に根気良く、入念緻密なリハーサルをおこなったことで知られるフランスの指揮者、ピエール・モントゥー[1875-1964]は、作曲家の国籍に関係なく非常に優秀な演奏を聴かせる達人でもありました。
 実際、お国物のフランス音楽はもちろん、チャイコフスキーやストラヴィンスキー、ブラームス、ベートーヴェン、シューベルト、ハイドン、ドヴォルザーク、シベリウス、シューマン、リムスキー=コルサコフ、ワーグナー、ヴェルディからバッハにいたるまで、残された録音はすべて傾聴に値するといいたくなるほどの名演揃いで、加えて、最晩年になってもあまり衰えることの無かった気力・体力にも恵まれ、ステレオ録音にも素晴らしい演奏がたくさん残されているのが、何よりもありがたいところです。
 このCDに収められたコンセルトヘボウ管弦楽団との『エロイカ』などその最たる例でしょう。モントゥーにはほかに、ウィーン・フィルとの1957年セッション録音(DECCA,STEREO)、ロイヤル・フィルとの1960年ライヴ録音(BBC,MONO)がありますが、オーケストラがモントゥーの指示に機敏に完璧に従っている点と音質の良さで、やはりこのコンセルトヘボウ盤が最も魅力に富んでいます。
 モントゥーのアプローチはいつも通り楽譜にきわめて誠実なもので、デュナーミクの徹底的な遵守や、リズムやアーティキュレーションへのこだわりはさすがというほかありません。しかもそうした細かな職人芸を積み重ねながらも、演奏全体のスケール感はきわめて大きく、かつまた自然なバランスが確保されているというあたりに、モントゥーという人物の奥深い魅力があらわれているように思います。
 オーケストラの楽器配置がヴァイオリン両翼型というのも、この場合大いにプラスに作用しており、コンセルトヘボウ管弦楽団の美音により、情報量豊富なテクスチュア構築がおこなわれているのは快適というほかありません。
 組み合わせの『悲劇的序曲』は、同じブラームスの交響曲第2番と同時にセッション・レコーディングされたもので、こちらも引き締まった見事な演奏となっています。

・ベートーヴェン:交響曲 第3番 変ホ長調 作品55『英雄』
 アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
 指揮:ピエール・モントゥー
  録音時期:1962年7月1~3日(ステレオ)
  録音場所:アムステルダム、コンセルトヘボウ

・ブラームス:『悲劇的序曲』作品81
 ロンドン交響楽団
 指揮:ピエール・モントゥー
  録音時期:1962年11月28日~12月1日(ステレオ)
  録音場所:ロンドン、ウェンブリー・ホール

Albums: Public

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