鶏白湯×金目鯛つけそば@かれん・足立区北千住
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北千住煮干中華蕎麦 かれん
足立区千住2-52-1
お店のTwitterによれば、ホワイトデーにちなんで白っぽい限定ということで、モミジ、丸鶏、鶏ガラで鶏白湯を炊き、そこに焼いた金目鯛のアラを投入しさらに煮込んで完成といった段取りのようだ。14日(火)の夜から提供が始まり「金曜日まではありそう」とのことだが、先日の某店のように予想よりも早く売り切れることもあり得るので水曜日の昼に訪れた。11時20分にお店に着くと店頭には5人が並んでいる。そこに接続ししばらくすると店内から姫澤さんが現れ「先に食券を購入してください。」と指示されたのでそれに従い一旦入店し、入口すぐの右側にある小型券売機で限定用の1100円の食券を発券して列に戻った。その後は順調に列が進み、入店できたのは11時35分頃、そして配膳されたのは11時40分過ぎだった。
配膳された器を見ると、麺が入った丼には鶏ムネチャーシュー、豚リブロースレアチャーシュー、それに焼き海苔がそれぞれ1枚ずつ載り、青菜として菜花が盛られている。一方、つけダレが入った小丼には具材の姿はなく、刻んだ紫タマネギと少し粗目の木口切り小ネギが浮いている。また、色合いもオレンジ色に近く、ホワイトデーとは無縁の代物だ。まずは麺を引っ張り出してつけダレに潜らせずにそのまま食べてみる。緩いウェーブが付いた太麺は冷水で十分に締められているのでしっかりとした歯応えがあり、少し力を入れて噛みしめるとプリッとした弾力で歯を跳ね返す。食感は強いが顎が疲れるような硬さはなく、何度か噛んでいるとプツンと噛み切れるので、つけ麺の太麺にしては食べやすい方だと思う。前述のように冷えているのでそれほど強くはないが小麦の風味も感じられる。次いでつけダレに潜らせてみると、鶏白湯が強いのかと思っていたらそうではなく、金目鯛の風味が前面に出てきていて鶏白湯は黒子に徹しているような味わいだ。高野店長曰く「鶏白湯と魚介を合わせる場合、魚介は風味付け程度が多いと思うが自分的には好きではないので、魚介が主役になるようにした。」とのこと。こういう味わいは確かにかれん・つきひらしい味わいと思う。食べ初めは少し鼻につくぐらい金目鯛の風味が強かったが、不思議なことに食べ進めるにつれ魚介風味が徐々に弱まっていく。ただ、そのような状況でも鶏風味を感じることはなかった。旨味は十分、ほどよいコクもあって250gの麺が順調に減っていく。2種類のチャーシューは両方ともつけダレに放り込んで温かくして食べた。豚、鶏それぞれの特徴がよく出ていてどちらもしっとり軟らかくまいうー。特筆すべきは菜花。そのちょっとした苦味が、やや癖のあるつけダレと非常にマッチしていて、舌を上手くリセットしてくれる。麺と具材を食べ終わったら厨房に「スープ割お願い!」と頼むと、高野店長がつけダレの小丼を受け取り、ポットに入った割スープで薄めて戻してくれた。味わってみると今度はカツオの風味がプンプンで、底の方になるとユズが香る。きれいに飲み干して退店しようとすると背後から「今度はサーモンですから…」とお誘いが。それも楽しみだ。
・お気に入り度:〇
Albums: 東京のラーメン・その3
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