ホタテラーメン(しょうゆ)@えーちゃん食堂・豊島区巣鴨
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えーちゃん食堂
豊島区巣鴨1-14-1 プラトーサカ1階
先の週末、まるえ中華そば@豊島区巣鴨の店舗を借りて、ホタテラーメンを土曜日は塩味で、日曜日は醤油味でそれぞれ朝の7時から朝ラーとして50~60食を1000円で提供するとつぶやかれていた。ネットで調べると、昨年11月末に閉店した中華そばえもと@目黒区中目黒で店長を務めていたのが初代えーいちさんで、今年4月に自分のお店を目黒区目黒にオープンさせるまでの間、時々、まるえ中華そばにおおいて朝ラーを提供しているようだ。福島市に住んでいた時は場所柄朝ラーはちょくちょく食べていたが、その後はずっとご無沙汰しているので久しぶりに食べようと思い醤油味の日曜日に訪れた。東京23区での朝ラーの人気度合いは全く想像がつかないものの、大行列は嫌だなーと思いつつ7時50分にお店に着くと店頭には行列はなく、入店すると一角に置いてある長椅子に2名が腰かけ、カウンター席が空くのを待っていた。まずは券売機で食券を購入、と言っても1000円札を入れて限定麺(時価)と書かれた赤いボタンを押すだけ。その後一旦は長椅子に座ったものの数分でカウンター席が空いたので移動した。調理も早く、配膳されたのは8時少し前で、結局、お店到着から配膳までには10分もかかっていない。
丼を見ると、少し濁った琥珀色のスープに麺が沈み、麺の上にはチャーシューとメンマ、さらにチャーシューの上には木口切りの長ネギが散っている至ってオーソドックスかつシンプルな姿だ。麺は縮れた中太麺で、麺肌はツルリとしているので高加水の麺と思うが、その割には硬い食感でしっかりとした歯応えがある。もう少しプリプリとした弾力があってもよさそうだが、言葉では表現しにくいがそのプリプリを硬くしたような感じだ。Twitterのプロフには自家製麺とあったのでそうなんだろう。スープはホタテ油かどうかは分からないが香味油が分厚く浮いているのでコッテリ感がある。口に含むと「あっ、ホタテ出汁だ。」と分かるくらいホタテの風味が強い。ホタテ風味だけではなく旨味も十分なのでホタテ出汁と豚鶏の動物系を合わせたスープのように思う。注意すれば、戻して出汁を取った後のホタテの干し貝柱の細いほぐし身がスープに混じっていることに気付く。ホタテ出汁なので臭いとかクセとかはないのでグイグイ飲める。チャーシューは大きくてかなり分厚い肩ロースが1枚とモモ肉と思われる脂身が付いていない赤身肉の部位が3~4枚だった。肩ロースは軟らかいので分厚く、赤身肉は締まっているので薄めにスライスしたのだろう。肩ロースは噛んだ瞬間から、一方赤身は噛めば噛むほど旨味が感じられ、それぞれの部位の違いが楽しめる。メンマはボリボリと食感は強めだったものの、味付けや特有の発酵臭は弱め、薄めだった。
前述のように香味油で結構コッテリしていたもののホタテ出汁のためくどさはなく、朝ラーでも難なくするすると食べることができた。
・お気に入り度:〇
Albums: 東京のラーメン・その3
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