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山形辛味噌ラーメン@渡なべ・新宿区高田馬場

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写真: 山形辛味噌ラーメン@渡なべ・新宿区高田馬場

写真: ワンタンメン(塩)@船越・杉並区桜上水 写真: きの子のだしそば@遊泳・新宿区西早稲田

渡なべ
  新宿区高田馬場2-1-4

 先月、山形県を巡ってきた渡辺樹庵氏が「食べたらやっぱり作りたくなるわけで。」ということで、この日から2週間くらいの予定で新庄とりもつラーメンと山形辛味噌ラーメンの2種類の提供を始めた。こちらのお店には先週訪れたばかりだが、東京23区では日頃食べられないメニューの提供なので見過ごすわけにはいかず、早速食べてきた。11時25分にお店に着くと、ラッキーなことに並びは2人のみで15分余りで入店でき、入ってすぐ左側にある券売機の前に立つ。2週間あるのでどちらの限定メニューも食べられるだろうが、とりあえず人気の高そうな方からと思い1000円の限定メニューのボタンをポチっとな。
 麺は緩いウェーブが付いた幅3mmほどの平打ち。麺肌ツルンツルンと非常に滑らかで、噛むとプリッとした歯応えがあってしっかりとしたコシが感じられる。思えば、全国津々浦々、どんな麺でも再現できる魔法の自家製麺だ。一方、スープは、山形辛味噌ラーメン発祥のお店である龍上海本店@山形県南陽市のからみそラーメンと比べると、少し甘みが感じられる白味噌系の味噌を使っている点は同じだが、煮干の味わいが全くない点が大きく異なっていて、また、お味噌も東京は醸造香をしっかりと感じることができる点も違う。渡辺氏曰く「再現ではなく、それぞれ某店をモチーフにして、どちらも無化調で仕上げました。」とのことなので敢えて似て非なる物に仕上げているのだろう。肝心の辛味噌は細挽き唐辛子とおろしニンニクを煉り合せたもので、これは山形のものとそれほど変わらない印象だ。初めは少しずつ、最後は全量をスープに溶き込んでと、徐々に味変させていくと美味しく食べられる。チャーシューはバラ肉のストレートタイプでやや厚めにスライスしたものを半分にカットしてある。そこそこの食べ応えがあり、脂身部分が甘くて及第だ。メンマは発酵臭はほぼ無く、食感もややマイルドであまり印象に残らないタイプ。
 南陽市の龍上海本店は、週末ともなると2時間待ちはざらという超人気店だが、そんなラーメンを高田馬場で対して待たずに食べられるのは、似て非なるものとはいえ嬉しい限りだ。

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