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【14】納涼ユーロブルー。

写真: 【14】納涼ユーロブルー。

写真: 【13】キハ181系の想い出。 写真: 【15】訓練列車今昔。

暑い毎日が続きますがご覧くださっている皆さまはお変わりないでしょうか。
今年も猛暑です。地球温暖化などと言いますが、ひと昔前なら考えられない程の暑さで、撮影などある種命がけの行為になってしまってます。
今回は夏の盛りに涼やかないでたちのこの列車をフィルムからチョイスしてみました。
JR東海が誇った欧風ジョイフルトレイン「ユーロライナー」です。
今となってはどこのどの辺がユーロ=ヨーロピアンなのかはよく分からないのですが、客車はおおよそインクブルーだらけだった国鉄時代末期に地域独特の列車として欧州の大陸横断特急に範を取った姿は爽快でした。
この「ユーロライナー」、牽引する機関車各種までトータルコーディネートされているのが特徴でした。
東海道スジはこのEF65、木曽路は山岳線対応のEF64、非電化路線へはDD51とそれぞれに専用色の機関車が用意され、編成美を保っていました。
また、寝台車両を保有していなかったJR東海においては虎の子扱いだったようで、平成初期には臨時夜行特急「金星」にも充当されていたそうです。
ユーロライナーファミリーは本家の7両編成に留まらず、一般座席車にもユーロ塗装は波及し、それぞれ団体のニーズに合わせて混用されていました。
撮影しだした頃はもう現役末期でしたのでJR東海も機関車牽引の客車列車を徐々に縮小させていた折、機関車運用上の都合がつかなかったのかJR西日本のEF65PF型が引っ張る姿が多かったように記憶しています。この頃はJR各社またぎの団臨もまぁまぁ存在したので、東海管内を通り抜ける他社客車にユーロ機関車が駆り出されることもあったため、ユーロライナー来阪時の機関車は結構なバクチでした。
なので手持ちのユーロライナーのフィルムでも正調編成でしっかり写ってるのが非常に少なく、まともな写りなのはこれくらいでした。
7両フル編成は末期はほとんど望むべくもなく、諸先輩方の素晴らしい作例からするとお恥ずかしい限りですが、自分も確かに来た・見た・撮った正調ユーロライナー。
夏のピーカンの日差しの中涼しげな編成が西下していくのをシュートしたのがまだ昨日のように思えてなりません。
多くが地味な貨物列車にて生涯を全うしたEF65一般型にあって、この機は専用色に専用ヘッドマークが実に誇らしげでした。
DATA:ASA400,70〜210mm,1/750,F=5.6

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